2009年7月18日

本日のミュンヘンは朝から1日中雨、雨、雨。しかし私のジョギングには天候は関係ありません。

雪でも雨でも走ります。

週末や休日に走らないと、気分がすぐれないのです。

今日も原稿を2本書いたら、睡魔が襲ってきたので昼寝をしてから、雨合羽を羽織って、ざあざあ降りの雨の中へ飛び出す。

家から徒歩1分のところにあるニュンフェンブルク宮殿の深い森は、私のようなジョギング中毒患者以外、誰もいない。

雨が木々の葉を叩く音と自分の足音だけが、森の中に響く。

気温が11度くらいの方が、30度の日よりもジョギングに適しているのは、スポーツマンならばご存知のはず。

ニュンフェンブルク宮殿の森は、池、小川、東屋、谷、丘、噴水、彫像があって何度走ってもあきない。なんとも贅沢なジョギングコースである。

ふとある小道にさしかかった私は「あっ」と声を出した。

野生の鹿が芝生で草を食べているのだ。妻が早朝にジョギングをした時に見たことがあると言っていたが、私は初めてだ。

大雨で人通りが少ないので、草原に出てきたのだろう。

私は雨の中で10分くらい観察していたが、あまりこちらを気にせずのんびりと草を食べている。

町の中にありながら、こうした自然に触れられるのがニュンフェンブルク宮殿の魅力だ。全身雨と汗でずぶ濡れになったが、気分は爽快。